他の世代に比べ、20代までの投票率が低いことと、投票しても自民党への支持が高いと聞きました。私は、むしろ自然なことかと思います。

若い方ほど、「産業革命以来の経済成長を継続を前提とした社会システム」の恩恵を受けたことがないでしょう。
これらのシステムは、先進国ほど終わりつつあります。例えば、正規(終身)雇用制度や生活保護・年金・国民皆保険など『政府や大企業による富の分配』は、立ち行かなくなってきたシステムの代表例。さらに、グローバルでもローカルでもない半端な『国民国家』思考や、代議制(democracy)の誤訳といえる『民主主義』もだってそうです。地元選出の議員への陳情より、”日本死ね”のようにネット経由のほうが意見が通ったりします。国内だけでなく、海外にも。
皮肉にも、システムの継続をうたっているのがどちらかといえば野党であり、たとえ極論や愚策であっても「現状打破」をうたっているのが自民党や維新の会などのように思われます。

ハッキリ言えば、自民が革新で、社民や共産が保守という逆転構造になった。
立憲民主がうけているのは、枝野代表への信頼感だけでなく、大臣など政権運営の経験がある人々が改革側かつ革新系を名乗っているという、構図のわかりやすさもあるでしょう。こうなれば、長年理想論を押し通してきた共産の支持が食われるもの当然かと。

シェアに個人間取引、法人格なきビジネスなどなど、政府や企業の仕組みを介さない動きがもっとあっていい。過去の思い出、いや成功体験にとりつかれた幻想で、終わりつつあるシステムを押し付けるのはやめましょう。違和感を持つ若者は、反論しなくとも穏健に無視し続けることでしょう。

変わらなければいけないのは、私を含めた昭和以前生まれの年長者です。
ご賛同あるいは疑問をお持ちの方は、10月21日14時からの『儲からなくともエコなビジネスを考える会#2』にお越しいただければ、なお幸いです。