月別: 2018年1月

責任と恩恵のバランスこそ、正規雇用ライフ。

『日本人はとにかく組織に架空の責任を負わせたがり、個人の責任を宙に浮かせたがる。トラブルが起きたときはみんなで「どうしよう」と言い合うが、誰ひとりとして問題を解決しようと勇敢に立ち上がることも、みんなで団結して問題に蹴りをつけようとすることもない。』
中国人の質問サイトでの、「日本のダメなところ」との質問に対するベストアンサーの一節だ。→参照元

楽でいたり責任を回避するのもいいことだけど、同時にリスクを負っている覚悟も必須だ。
私は、日本が衰えているとされる大きな理由の一つが、正規雇用制度が普及し過ぎたことだと考えている。自覚無きサラリーマンが増えすぎた。

そもそも正規雇用は、組織責任の一部を継続的に担うことへの代償として、定期的な報酬と長期の労働環境を保証した制度のはずだ。
が、法的にも守られ過ぎた結果、『大きな失敗なく過ごせば、給料は出続ける。』と、解釈を間違われるケースが続出した。決まってお金が出る恩恵は、様々な人の苦労で積み立てられた結果であるとの感謝を忘れた人が、大きな割合を占めるようになった。
逆に、正規雇用を盾に日に陰に残業を強いる、悪質な社風や経営者も多々存在する。その意味でも、危険な側面を有しているから、責任と恩恵(権利)のバランスには、常々気を付けねばならい制度である。

私もまた、責任と権利のバランスを考えられなくなっていた。東日本大震災の年の暮れに正規雇用制度から離脱して以降、おかげさまで色々と考え動き、時間はかかりながらも様々な人・物事への感謝の気持ちが回復した。

正規雇用を受けたり提供している方はもちろん、正規雇用に憧れている方も、責任と権利のバランスについて考え直してほしい。

言葉を重ねるが、正規雇用を受けつつヒマしても楽してもいい。が、その分文句を言わないとか、有事の際には周囲を助ける心づもりを常にしておくとか、小さくても微々たることでいいから責任や義務を負うようにすれば、それでいいだろう。
イザという時の備えに、あえて社員や職員を遊ばせておくこともまた、正規雇用制度の長所なのだから。

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SDGsでも取り残されそうな人について

SDGs、いわゆる国連による、2030年をめどとした様々な課題解決の目標設定だ。前文の第二段落では「すべての国及びすべてのステークホルダーは、協同的なパートナーシップの下、この計画を実行する。(All countries and all stakeholders, acting in collaborative partnership, will implement this plan. )」と始まった後、末尾では「誰一人取り残さないことを誓う。 (we pledge that no one will be left behind.)」としている。

地球人全てが関わるべし計画で、かつ取り残さないということは、
これまでとは、「取り残され」の定義が変わるのではないだろうか。

2010年ごろまで

取り残されの定義例:貧困により、学習機会が得づらい人
取り残さない対策例:学費助成の拡充・無償化、および理解のない親への説得、または親と子の隔離。

取り残されの定義例:学校の勉強や組織の目標達成についていけない人
取り残さない対策例:(個別指導などではまかなえない、向き不向きの問題である場合)本人の志向を確認したうえで、研究職やスポーツ、芸術芸能など、一般的な学歴や正規雇用の枠を必要としない分野での大成を促す。

2018年現在は移行期

2030年ごろ以降

取り残されの定義例:各自レベルの目標達成に対して、自発的な動きがない人。些細なことでも、ステークホルダーになりたくない人(悪く言えば、全て他者任せで自己責任ゼロを狙う人)
取り残さない対策例:上記に当てはまるも、他への文句や意見が収まらない人は、ある種の弱者と判定。文句や意見の内容が、実現困難や本人限定の欲であったりする場合、AIやニューロサイエンスで脳や体に直接働きかけた仮想現実(VR)を見せることで、まずは心身の調子を安定してもらう。(要は、穏健に黙ってもらう?)

あくまで私の偏見いや妄想にすぎないが、その日が着実に近づいているように思う。

もちろん、自己責任ゼロ狙いの人がいてもいいし、もともと差し迫った目標を持たない人がいてもいい。私自身が、そういった局面になることもあります。自分ゴトにしたくない時は、SNS反応を止めるたりしつつ内省の時間にすればいいでしょう。その頃になれば、普段ゴトの多くをAIがやってくれるから、静かに休めます。
メリハリをつけて生きる。議員や嫌われ覚悟の反対活動運動家でもないのに、『言うだけ番長』に陥らなければ、それで十分かと思います。

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1/25「ケイゾクトーク#01 新しい社会の生き方」を開催

対話のルール「ケイゾクトーク」、公開開催の第一回をさせていただきます。話し手、聞き手、離れ手など、あらかじめ役回りを決めることで、話の流れをなめらかにしようという仕組みです。
話し手は、野津岳史さんです。野津さんは、リクナビや大学の機能などを使わない独自の就活で、学生時代の活動で縁があった団体「WorldSeed」に就職。現在に至るまで地域活性化や環境活動に従事されています。その経験を踏まえ、働き方や住まいなど別の視点での生き方についてお話しいただき、対話のテーマを提起いただきます。

日時◆◆
2018年 1月25日(木)19:00~21:00
※遅れてのお越し、早めのご退出も歓迎ですが、
話題への理解は各自でお願いいたします。

場所◆◆
エコネット近畿様事務所 会議室(お持ち込み飲食も可)
(最寄り・南森町駅、大阪天満宮駅)
http://www.econetkinki.org/page0108.html

参加費◆◆
500円(25歳未満 300円)
茶菓代等です。

定員◆◆
主催者を除き、全体で12名
ただし、40歳以上の方につきましては、話し手の年齢を考慮して、一定の人数枠を設けます。当初は2名までとし、参加人数によって最大4名まで増員の予定です。

お申込み◆◆
参加ご希望の方は、facebookイベントページで参加予定としていただくか、お問い合わせページから、種類”1/25イベント参加”にチェックを入れてご送信ください。メッセージや題名は空欄でも構いません。
当日参加も可能(23日15時現在)ですが、ご来場多数の場合は、あらかじめ参加表明をいただいている方のご着席を優先いたします。

対話のルール「ケイゾクトーク」の主旨や詳細について◆◆
以下ページからご覧ください。

keizoku-talk


表紙画像をクリックすると、PDFファイルが開きます。
事前にお読みいただくかどうかはご判断にお任せしますが、当会は「ケイゾクトーク」によって、対話の場が運営されますこと、予めご理解くださいますようお願い申し上げます。

クレジット◆◆
主催:ケイゾクエナジー(近藤大介)

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既にある仕組みに馴れると、必ず衰えが来る

明けましておめでとうございます、ケイゾクエナジー、ぼちぼちやっていきます。
肩慣らしに、ある記事から、思いついたことを書いてみます。

新聞没落が顕著に!10年間で約1000万部が消える!電子化は?フジテレビも視聴率が最下位へ

日本の新聞。この10年で1000万部も発行数を落として、昨年には4212万部になったという。私からすれば当たり前というか、もう歴史の流れのようにみている。
報道一つとっても、官庁には記者クラブがあり、外国ニュースは通信社があるなど、はるか昔から仕組みが完成している。販売も各地の販売店や本社組織とは別の営業要員が動く仕組みになっているから、頼れるどころか、読者の声を直に受けなくてもいい状態だ。

新聞に限ったことではない。
何かの仕事をする時に、「必ずこの帳簿を使って」とか、「あの業者指定」と指示されるケースは多々あるだろう。が、固定した手順やメソッドへの依存は、中長期的には落とし穴だ。気がつけばその会社や組織独自の癖に染まってしまい、外部の変化についていけない要因にもなる。

私の業は、ケイゾクエナジーなら社会活動家、あるいはIT業界の一人であったりするわけだが、特に後者は行動変革を勧める立場になってしまう。
その際、既にある仕組みに慣れた方々と向き合わねばならない場面が、何度も生じてくる。

仕組みに慣れた方々に対して心がけていることは、ただ一点。無理強いしないことだ。勉強させない事だ。
いくらこちらが奮闘しようが、自発性がゼロではいくら掛け算しても効果は出ない。対価をもらいようもない。もちろん営業的に説得する方法もあるが、化けの皮が剥がれてからが大変だ。

それが、慣れているのではなく、何かの理由で「既にある仕組み」を守ろうとしている方だとわかれば、むしろ尊敬して助けたくなる。
要は、意思をもって昔ながら仕組みを続けているのなら良く、わからないうちに馴れている(あえて漢字を変えています)のなら、そっとしておくよりない。変わるのが怖いだけなら、なおさらそっとするよりなく、こちらが被害を受けずに済むのなら、いざこざが起こる前に退くのが得策だ。

おそらく、新聞やテレビの凋落は、憧れをもって入社した方々が、憧れに裏切られたくなくて、元の仕組みから離れられなくなったのかもしれません。ある種の、ただ”伝統を守る”みたいな心理的な作用もあるのでしょう。
もともと憧れを持つことが少なく、当の新聞記者経験に落ちた経験もある私としては、むしろこれで良かったのかもと思うようにしています。

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